『テレワークvol.1』
最近では、当たり前のように“働き方改革”という言葉を耳にしますが、この取り組みの一つの手段に“テレワーク”があることをご存知ですか。ちょっと前になりますが、2013年に閣議決定された宣言の「雇用形態の多様化とワーク・ライフ・バランスの実現」という項目では、“クラウドやITサービスを活用し、場所にとらわれない就業を可能とし、多様で柔軟な働き方が選択できる社会を実現するとともに、テレワークを社会全体へと波及させる取組みを進める”というようなことが書かれています。
また、“行政機関としても引き続きテレワークを推進する”とも書かれています。そんな“テレワーク”皆さんの会社でも推進していますか?
テレワークとは、情報通信技術を活用した場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことであります。主に“在宅作業”や“在宅勤務”をテレワークと呼ばれることが多いですが、出張の多い人や外回りの人たちが移動中の新幹線や外出先のカフェ等でパソコンに向き合って仕事をするのもテレワークです。その他にも雇用や契約形態等によりテレワークにはいくつかの分類があります。また、テレワークを行う人をテレワーカーと呼んだりもしています。
政府が働き方改革の一環として進めるテレワーク、なかなか企業には導入が進んでいないようです。ある統計によると、テレワークの導入率は労働者全体の20%以下という結果が出ています。しかしこれも、業種による偏りが大きく、情報通信業や学術研究、専門・技術サービスでは30%程度の導入率ですが、運輸業、医療、福祉、宿泊業・飲食業は10%以下の導入率です。家で仕事ができるかできないかで考えると、当然と言えば当然の結果ですが。。。
ワーク・ライフ・バランスを考えた時にテレワークは有効な手段のひとつと思いますし、出社が困難な場合の手段、福利厚生の一環としてもテレワークは有意義な制度と思います。しかし、このテレワーク、決して良いことばかりではありません。大きな問題は発生させる原因にもなり得るのです。その点をしっかりと考慮し、導入しなければ、企業にとって取り返しのつかない状況を招いてしまいます。。。
ここまで問題提起をしておきながらなんですが、題名からもお分かりのように、このお話の続きはまた次回に!
取り返しのつかない状況を招きかねない問題とは、いったい何なのでしょうか…。