【コラム】新学期ならではのリスクにそなえる~教師編~

参考:https://school-security.jp/wp/wp-content/uploads/2024/06/2024_1.pdf

参考:文部科学省

新年度が始まる4月、学校現場では新たな体制での業務がスタートしますが、同時に情報セキュリティ事故のリスクも高まる時期です。

​令和5年度の調査によれば、4月は年間で4番目に事故が多く発生した月であり、特に「紛失・置き忘れ」「誤公開」「誤送信」が全体の約80%を占めています。​これらの事故の多く職員の不注意や規定違反によるものであり、教職員の情報セキュリティ意識の向上が急務です。​

JAPHICマークは、個人情報保護体制の整備と運用を第三者が認証する制度であり、学校現場における個人情報保護の信頼性向上に寄与します。​特に、JAPHIC審査事務局が提供する研修プログラムは、教職員の情報セキュリティ意識を高め、実践的な対応力を養うために有効です。​

地方自治体がJAPHICマーク取得されたケースや、少年スポーツ団体が取得したケールはありますが、予算的に多くの公立学校が認証マークを取得するという考えがないのが実情です。しかし、農業高校がHACCPを取得し、道の駅や地域店舗への商品展開を広げるように、生徒の情報を扱う学校が「個人情報保護の認証マーク」を取得し、生徒保護者へアピールすることは生徒獲得のためのアピールマネジメントにもなります。それだけでなく、学生のうちから個人情報保護、セキュリティリテラシーの向上に力を入れていくことは、生成AIの普及率から考えてもとても重要なことです。

 

まずは新年度のこの時期に、教職員全体で情報セキュリティに関する研修を実施することは、事故の未然防止につながります。

是非​JAPHIC審査事務局への研修依頼をご検討ください。教職員の情報セキュリティ意識の向上を図ることが、学校全体の信頼性を高める一歩となるでしょう。​

教職員の皆様が安心して教育活動に専念できるよう、情報セキュリティ対策の強化に取り組みましょう。

まずはお問合せフォームから研修についてお問合せください。